「節約」と聞くと、ネガティブな印象を持つ人も多いですが、現代の節約は「快適さ」や「充実感」と両立可能です。
本記事では、私自身が実践している「節約マイルール」をご紹介しますのでよければ参考にしてください。
なぜ「節約」は長続きしないのか?
節約マイルールとは、個人が生活費を節約するために設ける独自のルールや習慣のことです。
例えば、買い物をする前に必要なものかどうかを明確にしたり、衝動買いをしないようにしたり、不要な支出を減らすためのルールなどを設定します。
しかし、多くの人は「節約」という言葉を聞くと拒否反応を示したり、はじめても長くは続かないこともしばしばです。それはなぜでしょうか?
- 一時的な我慢に頼る「節約」は継続性に欠ける
- 明確な基準がなく“気分”で支出をしてしまう
- 成果が見えづらく、モチベーションが続かない
節約を“行動”として定着させるには、行き当たりばったりではなく「仕組み化」が重要です。それが「マイルール」です。
節約が続かない本当の理由は、「明確なルール」がないこと。
まずは“自分に合った形”での仕組み化をはじめましょう。
私の節約マイルール7選(実例紹介)

ここでは、私自身が日常の中で実践している節約マイルールを7つ紹介します。
ポイントは、「生活の質を落とさないこと」と「資産形成につながる意識を持つこと」です。
1. 外食回数に制限は設けない。継続することを重視
外食は「ご褒美」として考えてしまうこと。
一番苦痛なのは、こうした外食にハードルを設けてしまうことです。
我が家では制限を設けずに週2回ほどの外食を楽しんでいます。
節約だけに注力するならば、週1回など制限したほうが良いのですが、継続することを重視し、過度なルールは設定しないようにしています。
2. 自動販売機は使わずに水筒とマイボトル活用
昨今は物価上昇の影響もあって、自動販売機は1回150円の出費になることも少なくありません。
毎日続くと月に数千円。自宅から水筒を持参する習慣が、無理のない節約に直結します。
職場にオフィスカフェや社員食堂がある場合は積極的に利用すると良いでしょう。
3. コンビニはプライチか公式アプリの割引クーポンを積極利用
コンビニは利便性が高い反面、価格が割高であることは言うまでもないでしょう。
最近はセブンイレブンをはじめとし、対象商品を買うと無料券プレゼントを受け取れる「プライチ」が毎週開催されています。また、公式アプリでは割引クーポンが定期的に配信されています。
うまく利用することができれば、実質半額で購入することができるでしょう。
マイルールで購入対象や時期を制限すれば、“ちょっと贅沢な日”として楽しめるようになります。
4. 1万円以上の買い物は家族へ事前相談
我が家は1万円以上の買い物をする場合、家族へ事前相談を行うことをルールとしています。
1万円という金額は安すぎず、高すぎない金額感ということで普段の買い物では超えませんし、Amazonや楽天市場などのECサイトで買い物する場合でも超えることはそう多くはありません。
こうした取り組みは”衝動買い”を抑制することができるため、本当に必要なものだけを買うようにしています。
5. アパレル商品(服・靴)はセール時期にまとめ買い
アパレル商品は季節ごとにセール時期を狙って必要なアイテムだけ購入するようにしています。
普段から無駄なショッピングを減らすことで、浪費癖も抑えられます。
※ただしUNIQLOや無印良品などの普段着系はシーズンごとに買いたくなるケースもあるため、ルールを厳守しているわけではありません。
6. 交際費は「予算型」にして月単位で厳格管理
月の交際費に予算を設けて、その金額が月単位で超えないように調整しています。
これにより、無意識・突発的な会社の飲み会などを断ることができるなど、使いすぎを防止できます。
7. ふるさと納税と株主優待で“生活の固定費”を抑制
食料品や日用品など、実際に使えるものをふるさと納税や株主優待で調達しています。
現金支出を減らし、資産を守る手段として積極的に活用しましょう。
参考までにふるさと納税のおすすめ品を記載した記事を紹介します。
節約とは“削る”よりも“選ぶ”こと。
自分の価値観を反映したマイルールは、ストレスの少ない節約につながります。
ルールが暮らしと資産形成をつなげる理由
節約を単なる出費削減ではなく、“未来の資産”への投資と捉えることが大切です。
ここでは、マイルールがどのように資産形成に直結するかを具体的に見ていきます。
毎日の小さな習慣が未来を変える
- 自販機をやめて月2,000円の節約 → 年間24,000円 → NTT・ソフトバンク1単元に相当
- コンビニを週1にする → 月5,000円節約 → つみたてNISAの原資になる
行動の積み重ねが「原資」をつくる
節約によって生まれた余剰資金。
いわゆる「原資」はiDeCo、新NISAといった資産形成手段に回すことが可能になります。
節約マイルールは、「日常=未来の資産づくり」と気づかせてくれる“意識改革ツール”でもある。
支出の見える化が節約マイルールの第一歩
どんなに良い節約マイルールも、自分の支出の傾向を知らなければ意味がありません。
- 自分が何にいくら使っているか?
- どこに無駄があるのか?
- どこを削ってもストレスが少ないのか?
これらを明らかにするには、「支出の見える化」が必要です。
アプリを使ったスマート家計管理
紙の家計簿は面倒になりがち。今はレシート撮影や銀行連携で自動的に家計管理できるアプリが主流です。
我が家では「楽天家計簿」を活用して、毎月の家計管理をおこなっています。
YouTube動画でも紹介されていますので参考にしてください。
節約は“感覚”ではなく“設計”が大事。
収支の「見える化」が無理のない節約マイルールづくりの出発点です。
まとめ
節約は我慢ではありません。自分の生活を整えるための「選択のルール」です。
“節約マイルール”は、暮らしを快適に保ちながら資産形成への第一歩を踏み出す手段です。家計簿アプリなどを活用し、自分の支出を見える化することで、無理なく継続できる節約習慣を手に入れることができます。
自分に合ったマイルールを見つけて、今日から暮らしとお金の関係を見直してみましょう。
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